ベストプラクティスに基づいた Salesforce 運用・開発支援
パナソニック(株)エレクトリックワークス社様では、マーケティング・顧客管理・営業管理・活動管理を Salesforce で一元管理されています。アクトビでは、Salesforce(Sales Cloud)の運用全体のご支援と、それに付随するプログラム開発や Lightning Web Component の開発もご支援しています。
- SCOPE
- 設計実装運用
- OUTPUT
- SalesforceExperience Cloud
- DIVISION
- Business Intelligence Partner
- UNIT
- Salesforce Unit
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社

マーケティング本部 ビジネスアーキテクトセンター システム開発グループ 課長
田原 永典 様
株式会社アクトビ

Salesforce Unit / Business intelligence Partner
吉川 千尋
抱えていた課題
導入後も環境の最適化が進まず、顧客データの管理が思うように進まなかった
エレクトリックワークス社さまは2020年に Salesforce(Sales Cloud)を導入され、導入後の運用保守は他のパートナー会社にて推進されていました。当時の状況について同社の田原氏に振り返っていただきました。
田原氏
エレクトリックワークス社はパナソニックの中でも、照明や配線器具などの電気設備、およびデジタル技術を軸としたソリューションを幅広く提供する組織です。主な取引先は、施設オーナー様、施設運営会社様、ディベロッパー様、ゼネコン様、サブコン様、設計事務所様、工事会社様、代理店様など多数のステイクホルダー様と多岐にわたりお取引させて頂いており、非常に幅広い製品・サービスラインナップを取り扱っています。その為、バリューチェーンが長く、件名ごとに様々な商流があり、自社内でのプロセス管理が非常に複雑化していました。
この様な背景があり、セルフマネジメントや組織マネジメントを強化、持続的な売上・利益拡大による事業拡大を目指し、「データドリブン型営業」への変革を掲げて Sales Cloud を導入し、グループ内のシステム会社で運用を推進していました。
しかし、Salesforce の運用を進める中で、現場の営業担当者からは「顧客マスタの所在が分からない」「顧客データが重複しており、どれが正しいか分からない」といった声があがってきました。そこで、Salesforce 環境の最適化を図る為、自社内で企画設計を実施した後に、外部の専門パートナーに支援を依頼することを意思決定致しました。
アクトビを選んだ決め手
“高信頼性”と“持続可能性の提案ができる”Salesforce パートナー
数あるパートナー企業の中からアクトビをメインパートナーとして選定いただき、現在も継続的にご依頼をいただいています。 その決め手となったのは「高信頼性と持続可能性な提案ができること」と田原氏は話します。
吉川
Salesforce(Sales Cloud)の運用に加え、プログラム開発や Lightning Web Component の開発など継続的にご依頼いただいています。改めて継続していただいている理由について、聞かせていただけますか?
田原氏
私たちがパートナーを選定する際に重視しているのは「信頼性」と「持続可能性」です。
アクトビさんは、こちらからの質問に対する回答の質が非常に高く、対応も的確で信頼性が高いです。また、提案内容が現実的で、運用上無理のない形で持続可能性の高い実務運用が回せる点も高信頼につながっています。そうした積み重ねがあり、長年継続してパートナーとしてご依頼させて頂いております。
アクトビのアプローチ
ベストプラクティスに基づく、長期視点での Salesforce 運用支援
ご支援する際に意識していた点や、実際に大切にしていたポイントについて、 Salesforce Unit / Manager の吉川は次のように振り返ります。
吉川
アクトビはメインパートナーとして Salesforce(Sales Cloud)の運用・システム改修・開発に加え、Experience Cloud の初期導入や新規プロジェクトでの Sales Cloud の設計 ・ 運用もご支援させていただいています。
ただご依頼いただいたものを開発するのではなく、ビジネス視点で課題を捉えることを常に意識しています。その上で、これまでの多様なシステム構築の知見を活かして「ベストプラクティスに基づいた提案・構築」を心がけています。とにかく動けば良い・作れば良いといった考えではなく、今後の拡張性や汎用性を見据え、長期的に価値ある仕組みを提供することを大切にしています。
また、運用チームの方々と密に連携を取り、エレクトリックワークス社様にとって本質的な課題解決に向けたサポートを行っています。作って終わりではなく、ユーザーに使われ続けることを意識した提案や改善にも積極的に関わらせていただいています。
田原氏
アクトビさんは、単に開発を請け負うだけでなく、私たちの業務や組織や業界の特性まで理解した上で、先を見据えた提案と構築をしてくれています。最適化された Salesforce 環境を実現するために、社内では高い品質基準を設けていますが、常にそれを上回る成果を出してくださるので、安心して任せられる存在です。
吉川
エレクトリックワークス社様は、先行して品質の高い仕組みづくりに取り組まれており、その姿勢にはいつも刺激をいただいています。Salesforce の基礎スキルも高く、私たちにとっても良い刺激をいただいています。
効果/成果
Salesforce の最適化により、業務に不可欠なシステムと迅速な運用体制を実現
Salesforce(Sales Cloud)の運用支援をはじめ、それに付随する開発や新規プロジェクトでの Sales Cloud の設計・運用まで長期的にご支援させていただいています。今の時点でアクトビをどのように評価していただいているのでしょうか?
田原氏
導入初期は、システム運用が上手く回っておらず、要件定義から実装までに約 3~6ヶ月を要するスロースピード対応状況でした。 アクトビさんに参画いただいてからは、システムが最適化され、処理スピードが向上。運用改善スピードもこれまでの数倍に効率化され、システムの拡張スピードも明らかに高まったと感じています。現在では、このシステムは連結子会社にも展開しており、業務に不可欠なものになっています。
また、マルチパートナー体制では「自分たちの守備範囲外」といった考え方が生まれやすく、責任の所在が曖昧になることがあるかと思いますが、アクトビさんは常に積極的に意見や提案をしてくださる点が非常に助かっています。難易度の高い開発案件でも最後まで諦めず、ベストプラクティスをもとに最適解を導き出していただける姿勢も高く評価しています。
実は社内だけでなく、Salesforce 社や他社のパートナーの方々からも「吉川さんをはじめ、アクトビさんだったら安心できる」といった声をよく耳にします。
吉川
今後もエレクトリックワークス社様にとって本質的な課題解決に貢献できるよう、システム面にとどまらず、ビジネス視点も踏まえた継続的なご支援を続けてまいります。
(インタビュー記事の内容は2025年5月時点のものです)