同じ目線で事業に向き合った開発。従業員エンゲージメント向上を支援する新規事業「ENGAGE TAG」

ENGAGE TAGは従業員のスキルを“タグ”や“いいね”、“推薦文”で可視化し、お互いを認め合う文化と新しい繋がりを生み出す従業員コラボレーションアプリです。2019年に電通総研が社内向けの新規事業創出プログラムを始め、そこで生まれた最初のプロダクトです。 電通総研は受託システム開発やパッケージソフトウェアの提供を主軸としていますが、私はゼロから何か新しいプロダクトを作ってみたいと思っていました。そこで以前からタッグを組んで開発を行ってきた同僚と一緒にこの新規事業創出プログラムに参加し、ENGAGE TAGの開発がスタートしました。 新規事業創出プログラムの中で「どういったお客様に対して課題解決をしていくか」といったターゲット設定とコンセプト設計を行う中で、現在の形であるMicrosoft Teams向けアプリとして提供することを決定しました。しかし、当時は開発ができる社内メンバーを新規事業であるENGAGE TAGのプロジェクトにアサインすることが難しい状況だったため、外部の開発パートナーに依頼することになりました。

私たちは普段ウォーターフォール型で開発を進めることが多いのですが、今回は新規事業ということもあってアジャイル開発で進める必要がありました。そこで、同じ目線で一貫して参画していただける様な企業に開発パートナーとして一緒に取り組んでいただきたいと思っていました。 アクトビさんとは、一緒にプロジェクトを進めていた別会社の方から紹介していただいたことがきっかけで出会いました。技術面でとても高いスキルを持っている点は勿論のこと、お願いした内容をただ開発するのではなく、社内メンバーの様な視点で、ディスカッションをしながら一緒に開発を進められると伺い、アクトビさんにお願いすることを決めました。

まずワークショップを行って事業の目指すゴールやコンセプトを理解し、プロジェクトの皆さんと認識を揃えた上でMVP開発（実用最小限プロダクトの開発）をしました。そして価値検証し、その後のアップデートも含めて伴走支援をさせていただいています。 私たちもいちメンバーとしてENGAGE TAGが目指すゴールに合う形を一緒に作り上げていきたいと思っていたので、そこに対してコミットできるように常に目的意識を持つことを心掛けていました。 また、作って終わりではなく、サービスの成長も積極的にサポートさせていただきたいと思っています。事業の理念や方針を理解しているからこそ、「このサービスにとってどうあるべきなのか」を主軸に考え、そこから実現性のある手段を提示することができたと思います。

こんなにも当事者意識を持って一緒に開発してくれるパートナー企業はなかなか居ないので貴重だなと感じました。社内で開発パートナーを探している人がいたら紹介しているくらい、アクトビさんとは良い出会いだったと思っています。一緒にENGAGE TAGを作り上げてもらって非常に感謝していますし、心強いパートナーだと思っています。 以前、アクトビさんの移転前のオフィスに伺ったことがあるのですが、私たちがプレゼントしたENGAGE TAGのチームポロシャツを着用してくれていて嬉しかったです（笑）その様に良い雰囲気でプロジェクトに参画してくださっていてありがたいです。

実際に数社のお客様にENGAGE TAGをご利用いただいており、「従業員同士の理解をさらに深めることができた」「新しいコミュニケーションの場が形成された」など非常にポジティブな反応をいただいています。こういったポジティブな反応をいただくことができているプロダクトを一緒に作り上げられたということが非常に嬉しいです。 今後はさらにENGAGE TAGが市場に受け入れられるように、お客様からのフィードバックを積極的に取り入れてどんどん改善し、より良いプロダクトにしていきたいと考えています。